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Trouble Man

2016.05.28.Sat.15:05

意に、布団のこすれる音が騒がしくなったなと思うと、すぐにゆりなの艶めかしい吐息がMさんの耳に聞こえてきた。半分眠りに落ちてきていた最中で、低く抑えられたその音は、Mさんに何かを伝えはしたが、覚醒するまでには至らなかった。おそらく、ゆりなが彼氏とセックスし始めたのは、夢うつつでもMさんには分かっていた。全身を覆うような淫靡な雰囲気だけがMさんを包んでいく。

それからは夢か現実か分からない状態で、ただ、BGMのようにゆりなの小さな喘ぎを訊いていた。そこに男の荒い息づかいが重なって、他人の部屋で、しかも寝ている者が隣にいるとは思えない、熱い交わりが繰り広げられていた。Mさんは半ばそうなることを予想していて、それは仕方がないことだろうと思っていた。だからこそ、早く寝てしまわないといけないと思っていたが、ふたりの発てる音はそれをいくらか阻害していた。

それでも、いつの間にか眠っていたMさんが再び目を覚ましたのは、それからほんの僅かな時が経ってからだった。その感触は、いつか体験した感触で、Mさんは夢の中でみだらな行為に没頭していた。肌をまさぐられ、妃部に手が宛がわれている、そんな夢を見ていた。夢の中のはずなのに、やたらと実際の感触が強烈で、心地よさ以上にもたらされる快感にMさん自身が濡れ始めているのがわかった。

それはゆりなが初めて泊まりに来た日に体験した、あの時と全く変わりなかった。その張本人が隣にいることが分かっていたから、しばらくはその淫夢に身を任せていたが、その感触に今日は荒い息が被さっていた。その事実が示す結論に思い至ってMさんは慌てて目を開けた。顔の前にしっかり誰かの影が覆っていて、よく見るとそれはゆりなだった。幾らかホッとしたものの、その視線の熱さに驚きは隠せなかった。




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