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Pork-U-Pine

2016.05.26.Thu.06:22

酒屋を出ると、ゆりなは今度は部屋で飲みましょう、とやはり酔いに任せた調子でMさんに提案した。彼氏も一緒にいいでしょ?と珍しく甘えてくるゆりなを、Mさんは無碍には断れなかった。それに、どことなくいつもとは違う冷静さに支配されていたMさんは、ゆりなが何かを企んでいるのを感じていた。それが何かは、うすうす想像もついていた。だが、それがひどく現実感を帯びていないせいで、あまり乗り気になれもしなかった。

案の定、彼氏も遠慮をせずにMさんの部屋に着いてきた。部屋で小一時間ほど飲むと、ゆりなはもう寝たい、と我が儘を言い出した。もう遅いから彼氏も一緒に泊まっていいでしょ?とゆりなは赤い顔で云う。さすがに遠慮する彼氏も、離れたくないというゆりなに悪い気はしていない。彼氏も結構飲んでいて、一人で帰るには多少足下が覚束ない事情もあった。

いいから早くシャワーを浴びてらっしゃい、とMさんは渋々承諾して、ゆりなをバスルームに促した。彼氏が連れて行ったまま帰らないのは、どうやらそのままふたりでシャワーを浴びているらしかった。様子を見に近づくと、何処か艶めかしい声が反響して聞こえてきた。踵を返してMさんはいつものように、和室に床を敷いた。来客用の真新しい布団を一揃え押し入れから出して、三人分を一応用意した。

台所で片付けをしていると、Mさんにもいくらか酔いが回ってきている自覚がわき上がってきて、多少気持ちが大きくなっている気がした。それがカップルを部屋に泊め、横で並んで寝ることを許す理由になったのだろうと、自分で分析してみたが、それよりはゆりなが企んでいる何かに、まんまと嵌まっていく好奇心に突き動かされたほうが、ずっと大きいだろうとは思った。




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