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Ambitious

2016.05.18.Wed.03:45

うつもりは全くなかったが、本当?と訊いてMさんは少し後悔した。その言葉が否定に繋がる確率が大きくなった気がしたのだ。正直なところ、Mさんがどちらに傾くかは、その言葉を吐いた時点でほぼ決まっていたのだ。自分がどうなるかは分からないが、ゆりなを受け入れることは、もう既に昨夜の時点である程度既成事実になってしまっていたのだ。結局は、あとは自分の覚悟の問題だと、それをゆりなに転化した自分を幾らか嘲った。

だから、Mさんの言葉の意味は、本当に私だけが気持ちよくなるだけでゆりなは満足なのか、と云う自分への疑問だったのだ。Mさん自身がその術を知らないだけで、ゆりなが導いてくれるなら、未知の世界に踏み出す好奇心はふつふつと湧いてきていたのだ。しかし、それでは対等の関係でもなく、ゆりなが自分を慕ってくれるという根本の、年上としての年輪のようなモノに彼女が失望するのではないか、という不安は拭い去れなかった。

もちろんそれは、異性に対しても同じように感じていたことで、男に導かれるならMさんは何でもこなした。ただ、自らの快楽が勝ると、男に身を委ねてしまうのだが。出来ることなら、ゆりなとの関係は、フィフティ・フィフティでいたいという願望がまだ強く残っていたのだった。ここに至っては、おそらく異性よりも、同性のゆりなの方により強く、その感情が露わになっていたことも否めない。

あなたを拒むつもりはないわ、とやっとMさんは云った。ゆりなはその言葉を聞いて、一度自分の中で咀嚼すると、パッと明るい笑顔を浮かべて、Mさんに抱きついてきた。ありがとう、と何度もゆりなはMさんの胸に顔を埋めながら言った。そしていくらか落ち着いたあと、顔を上げる、キスしていいですか?と満面の笑みで尋ねてきた。だが、その答えを聞かないうちに、ゆりなはMさんの唇を奪ったのだった。




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