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Papa's Got a Brand New Bag

2016.04.03.Sun.22:12

せ返るような芳香剤の匂いは効き過ぎた暖房も助長して小さな部屋を満たしていた。後ろ手で男が扉を閉めるとあっという間に汗ばむほどの熱気さえ感じられた。男は素直に暑いな、と云ってダウンジャケットを脱いで壁のハンガーに引っかけた。着衣越しだけれど、案外しっかりとした体つきをしているのが、Mさんにはわかった。しかし、どこ河川の細い印象は変わらず、そのアンバランスさが緊張を強いる。

立ち尽くしたMさんは続けざまにくしゃみをして、それを見た男は、寒い中、裸でいたから風邪を引いたのかな、とまるで他人事のように冗談口を叩いた。そして、ここなら大丈夫だろ、と云ってMさんのコートに手を掛けた。そのまま肩から引きはがすような形でコートをはぎ取ってしまった。一瞬胸元を掴んでMさんは抵抗を見せたけれど、やんわりと男に払いのけられて、あげく一糸まとわぬ姿を晒してしまった。

Dさんの云った通りだね、と初めて男はDさんの名前を口にした。思えば何の確認もなくその男をDさんの宛がった者と思い込んでいたが、もしかするととんでもないことになっていたのかもしれない、とMさん自分の浅はかさを恥じた。だが、逆に言えば確認するまでもなく、Mさんを待ち受けるオーラのようなモノをすでに持っていたのだ。欲望に塗れた繋がりを共有する者は、独特の匂いをかぎ分けることが出来るようになるものなのだ。

それはたちまち、全裸になったMさんを前にして露呈した。男は正面からMさんの前に立つと、手を伸ばして乳房を鷲掴みにした。両手で、胸を押すような格好で両の乳房を掴んで、下から持ち上げるように揉み始めた。思わずMさんは後ずさりして今閉じたばかりの扉に背中を触れさせ、男のされるがままになった。男の手の力はずいぶんと強く、いくらか痛ささえ感じたけれど、先ほどまでの緊張感にはそれがちょうど良い心地よさを導いた。




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