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Work to Do

2016.02.22.Mon.19:02

心部から放射状に街が広がっていき、急速に発展した郊外は綺麗に区画整理されていたが、中心部は未だ雑然としていて、Mさんの住むマンションの周囲でも、その名残はあった。道はある程度は整備されていたが、所々抜け道のような路地があったり、角地を利用した小さな公園が申し訳程度に作られていたりする。Mさんのマンションも表通りはまっすぐな道に面していたが、反対側は細く曲がり角の多い路地だった。

雑多に街の構成物が集められたような街の造りは、思わぬ処に住宅地には似つかわしくないあでやかなネオンがあったりするし、大きな看板の書店型アダルトショップなども広い通りにはあった。その隙間を縫うようにコンビニが点在していて、それを囲むように新しいマンションが建ち、昔から住む日本家屋があり、とバラエティに富んでいるのだ。人の住む場所として、決して環境が良いとは言いがたかった。

車中心の生活圏ではあったが、そんな立地のおかげで、歩いて散歩できる場所には事欠かなかった。道の角の傘下口には、申し訳程度の公園なども作られていて、それはMさんが大学時代に住んでいた場所にも似ていた。そこも、学生街として雑多な場所だった。MさんとOが二人して、深夜に歩き回るのにも、その理由は軽く近所を散歩、という程度で充分だった。夜食でも、とコンビニや深夜までやっているスーパーへと足を運ぶのは、簡単なことだった。

夜道に街灯が備わっている通りもあったが、路地までそれが続いていることはあまりなかった。どこか中途半端で、それが雑然とした印象を醸し出しているのだが、点在する闇は、二人にはちょうど良い舞台になった。初めてコンビニへと買い物に行った帰り道、Oはしっかりとその最適な舞台に目を付けていた。闇と光が交合に現れるそのシチュエーションに、Oの想像はしっかりとMさんを当てはめていたのだった。




藤川みな代 河井美早紀 西村香織







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