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We're In The Mood

2015.12.23.Wed.08:13

初、Mさんはもうすでにインストラクター以外の身の処し方に慣れてしまっていて、あまり乗り気では無かった。そこにOの単身赴任の話が持ち上がって、彼女自身の心が揺れた、というのもあったのだろう。私が伝え聞いたところによると、Mさん自身は否定しているようだが、同じ場所に赴けばどういう生活が待っているのかは当然思い描いただろう。愛欲がベッタリと寄り添ってくるのは致し方ないとわかっていたはずだった。

それよりも、Mさん自身が老齢の両親と離れることに、違和感を抱かないはずは無かった。だが、それも意外な要因が影を落としていた。それが例の毒キノコの友人が起こした流出事件だった。その詳細は、両親には話せるはずも無く、彼女自身とDさん周辺で処理したのだったが、何かあったことを同居している両親が勘付かないはずは無かった。その原因の胡散臭さが互いの信頼にひびを入れるのも無理はなかった。

蟠りのような物が、その事件以来両親との間に横たわるようになっていた。当時はっきりした理由も無いまま動揺に体調をおかしくしていたMさんを、両親は訝しく見守るだけだったのだ。結局、とりあえず元気を取り戻しても一切の説明も無く、猜疑心だけが後に残ったのだった。Mさんのその態度は、理由を知れば当然とは思うものの、事情を知らされない限り不信は募るのだった。

高齢の両親を他に居を構えている彼女の兄が引き取る、という話が現実味を帯びてきたのもあって、結果的にMさんだけで無く、家族そのものが今いる場所から離れることになり、それが独立という結果に結びついたわけだった。そのことが決して遅くは無い年齢に達しているMさんだったから、その結論はいわば当然だったのかもしれない。事情に含む所があっても、結論として出た答えに誰も異論はなかったのだった。





シェリル・クロウ 桜庭ななみ ケダマ








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