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GET IT ON

2015.11.12.Thu.04:10

猥な雰囲気が漂い始めると、親密に身体を重ねた男女ならその微妙な空気の変化を共有できるものだ。その時クルマの中がまさしくその瞬間で、それが引き起こす結末を分かっていながら足を踏み出したのだ。性の戯れに貪欲なMさんが、おざなりな手管で済むはずは元々無かったのだ。間もなく、男がMさんに覆い被さってきて、結局また二人は繋がったのだ。

カーセックスは別に珍しいことではないが、最近のMさん自身が経験していたものに比べて、舞台は最も狭かった。全くその時は、Oが見ていることなど想像しなかったが、比較対象としてその時思い出したのは、Oのクルマだった。フラットシートにすれば、まるでベッドになるようなクルマでのセックスは、充分に奔放になれるスペースがあった。上になり下になりと、部屋に比べれば限られた空間のはずが、不思議な開放感を得て猥らになれた。

だが、男の車はありふれたハッチバックで、シートを倒しても左右に圧迫感がある。ただ、そうやって半ば拘束されたように組み敷かれるのは、Mさんも嫌いではなかった。どこか、ホテルのベッドが移動してきたようなクルマよりも、新鮮でいてどこか懐かしい思いのあるそこも興奮を誘ったのだった。思えば、Oの車のようなファミリーカーに馴れた時間の方がずっと短いのだ。

大学時代から暫く、カーセックスといえばこういうクルマの中ばかりだった、とMさんは思いながら、すんなりと男を受け入れいていた。衰えを知らないような男の勃起に、たちまちMさんは翻弄され始めた。動きが限られているせいで、突き入れは直線的だったが、それでも充分にMさんはエクスタシーの片鱗を感じ始めていた。まっすぐに催奥の官能を着いてくる男のピストンは、やがてMさんを本気でよがらせ始めたのだった。





黒名ひろみ 松尾淳子 佐藤朱







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