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The Big Bad Wolf

2015.08.13.Thu.01:37

を決したようにまっすぐ用具倉庫に向かったWだったが、いざ鍵を開けて扉を開こうとした時に、躊躇を見せた。後ろを振り返ると、怪訝そうな顔をしてMさんが彼を見上げていた。TSは、その心情がわからなくもなかったが、敢えて気にすることなく中に入るように目で推した。鍵を改めるフリをして、間をおいたWが勢いに任せてドアノブを回すと、簡単にその扉は開いた。

木製の戸を引いて中が見えた途端、独特のしめった匂いが鼻を突いた。一番奥の窓から外光が入っているが、開けられた形跡がない。その明かりだけで中が見渡せるほど、そこは狭かった。細長い庫内は割と整然と、コースロープやボードなどが棚に納められていた。決まった場所があるらしく、そこから逸脱することはないが、だからといって無造作というわけでもなかった。一年に一度の掃除の結果か、どこかジメついていて埃が舞っている。

やはり部屋の真ん中には細い通路が設えられていて、人一人が歩けるぐらいにはなっていた。Wは扉を開けると中には入らず、先にMさんや他の二人を先に中へと促した。W自身は一度外に出ると、休憩室のドアの鍵を開けてまた戻った。そしてドアの付近に立ったまま、一行が奥へ奥へと進むのを見守った。休憩室は、向こう側のドアが開いているのか、そちらの方だけ風が通る気配があった。

一列に並んだ一行は、先頭のMさんが勝手の知った場所を先へ先へと進むのにつられて、奥まで入っていった。入り口に立ったままのWが、そこの棚です、と指さした。そこには木製の棚があり、天井までびっしりと物が積まれていた。ちょうどその前にはTが立っていて、彼は身をかがめてその棚を注意深く見回し始めた。数段ある棚板の隙間を一つ一つ、丁寧に見ていく。するとWから、そこ、という声が掛かって、そこにいた物が一斉に注目したのだった。





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