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UNNATURAL GROOVER

2015.07.18.Sat.03:45

室で酒盛りが行われる時など、酔いつぶれた者からその畳敷きの休憩室に放り込まれて、雑魚寝するスペースによく使われていた。後は講義をさぼって昼寝をするのにちょうどいい場所でもあった。それ以外にも、そこをMさんはよく使っていた。もちろん、そこに男を引っ張り込むのだ。一応内側から鍵がかけられるので、その意味でも絶好のスペースだったのだ。

ただ、冷房の設備がないので、夏などは窓を開け放たないと、とてもではないけれど長くはいられない。コンクリートを熱せられた狭い部屋は扇風機程度では太刀打ちできない。それでも欲情は襲ってくるわけで、自然と窓を全開にして声を潜めてすることになるのだった。もっとも、汗まみれで体臭を絡みつかせるようにセックスも、Mさんは嫌いではないのだが。

財布の軽い学生時代のことで、手軽に利用できるセックスのスペースというのは、ことにMさんにとっては便利な場所だった。ただ、そこが水泳部の部室と云うことで、やはり相手はタケシが多かった。二人で講義をさぼって部屋に帰る手間を惜しんで、部室に向かうのだった。手っ取り早く、欲情を納めるのに好都合だったし、環境を変える新鮮さもまかなっていた。

他にもそこでMさんとセックスをした男は何人もいたが、逆に水泳部以外の者に手軽に使われるのも、Mさんは余り好んではいなかったのだ。元々部室は、関係者以外立ち入り禁止が建前としてあった。その存在も部外者で知っている者は少なかった。だからこそ、そこは秘密が守れる絶好の場所で、大胆に昼間からそこでセックスを愉しむことが出来ていたのだった。





石田桜子 バロン辻村 大友美里








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