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In Scrying

2015.07.07.Tue.07:13

たり障りのない天気とか、何年ぶりにあったとか、そういう話でしばらく時間をつぶしたが、そういう話題が長く続くわけでもない。だが幸いに、その場所には懐かしさという思い出が潜んでいた。後輩はMさんの部屋に何度となく訪れたことがあるが、Mさんも後輩のこの部屋に良く出入りしていた。そんなこの場所を敢えて再会場所に設定した理由を、後輩の方から説明した。

最近このアパートを借り直したんですよ、という後輩は後ろの未だに変わらない古びた建物を見やった。あの頃新しかった壁や柱は、今はもう年季を感じさせる趣を備えていた。周囲の雑然とした感じは替わらないが、それも何処か埃を被っている。仕事で最近、大学に来ることが多く、その度にホテルを借りるのも面倒なので、プロジェクトが終わるまで借りることにしたのだと続けた。

未だに家賃が変わってないんですよ、と笑った後輩は、上がってみませんか、とMさんを誘った。その言葉に素直に従ったMさんは、鉄製の階段を音を発てて上った。あの頃は、スニーカーがほとんどだったので、ヒールの鳴る靴でその階段を上がるのは初めてかも知れない、と彼女は思った。階段を上がっていると、一番端の部屋からジャージ姿の女性が出てきた。かつてのMさんの面影と、その女性とかがオーバーラップする。

部屋に入ると、中は本当にあの頃のままで、タイムスリップしたような錯覚に陥る。借りたばかりで物が少ないせいもあるのだが、大学時代も同じようなものだった。元々机と布団敷かないような部屋で、その上Wは散らかすことのない几帳面な性格だった。それをMさんをはじめ、先輩達がどやどやと上がり込んで、いいだけ荒らしていたのだった。飲み会の二次会に良くこの部屋を使っていたのを、Mさんは懐かしく思いだしていた。





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