FC2ブログ

Melt

2015.07.04.Sat.08:11

輩はその上下関係を幾らか残したまま、大学を卒業してからも何度か交流があった。先輩やDさんとは違う繋がりの、いわば健全な交友関係の中では、特異な存在かも知れない。他のキャンパスの同窓生は、結婚などの理由でいつの間にか音沙汰がなくなっていた。それだけ愛すべきキャラクターを、その後輩が備えていたのもあるのだが、後輩の方でも何かとMさんに礼儀を尽くしていたのだ。

大学卒業後、後輩はその大学のある地でダイビング・インストラクターの資格を取って就職を果たした。Mさん達が前夜泊まった観光地の近くに、小さな水族館があって、そこを拠点にしていたのだ。インストラクターの仕事の傍ら、水族館の管理も行っているのだ。海をテーマにしたリゾートパークのように整備されていて、底のスタッフとして彼は働いているのだ。

そこが時々地方都市のデパートの催し物会場などを借りきって巡回展を開く時がある。ダイビングのオフシーズンになると、後輩はそれについて回ることが多いのだが、Mさんの実家のある街を訪れる時には、必ず連絡を入れるのだ。事前に招待状のような手紙を送り、Mさんもそれに応えて必ず顔を出すようにしていた。ほぼ毎年、その巡回展はアトラクションとして回ってきていて、だから、後輩とは何年かに一度は顔を合わせていた。

そういったわけで、交流は細々とだが続いていた後輩がかつて住んでいた地に、クルマは止められた。後輩の顔はすぐに思い出されたが、まさかそこに、その後輩自身が現れるとは夢にも思っていなかった。アパートの階段から顔を覗かせた後輩が、実際にクルマを見つけてMさんに手を振った時には、信じられないとさえMさんは思ったのだった。前夜から自分の中にまだうっすらと取り憑いている淫靡なベールを思って、Mさんは慌てたのだった。





守口香織 水着 岡崎咲奈







スポンサーサイト
[PR]

デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
コメント

管理者にだけ表示を許可する