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Perfect Crime

2015.04.17.Fri.11:09
 

日前になって、最終的な一泊旅行の日程を告げてきたSくんは、念を押すようにDさんにも了解済みですから、という一言を付け加えた。何か企みが含まれていることを、Mさんはその言葉で確信したのだが、その内容までは想像できなかった。それでも充分期待を胸に抱けるのは、それがやはりDさんの名前の信頼感の重さなのかも知れない。当然のようにSクンニ対しても、培ってきた信頼の重みはあった。

当日、法要は滞りなく行われ、恒例の宴会も窓を開け放たれたリビングで、三々五々、始まった。SくんとMさんは、顔を合わせるのはその法要が一年ぶりで、旅の予定が組まれていても、最初は何かぎごちなかった。それは思惑を持った方のSくんの方が、いささか緊張が深かったせいかもしれない。敢えてMさんも、何事もないようにその旅行を楽しみにしている風を装って接していた。

そして、宴会の冒頭に、実は旅には他の連中も誘ってあるんですよ、とSくんはMさんに云った。そのセリフが、いかにも取って付けたようで、Mさんは苦笑したが素直に企みには乗ったのだ。そのように見せずとも、用意周到に計画が練られていることに、Mさんは嫌な気はしない。むしろ、思いやってくれていることを心地よく思うのだ。

そこで紹介されたのは、法要に参加している者の中の一グループだった。五人のそれぞれの名前は分からなかったが、Mさんにはぼんやりと見覚えがあった。ほとんどが大学時代のつながりで成り立っている参加者、というキーワードでさかのぼってみると、やっとその招待に思い至ったのだった。





河村瞳 無修正中出し 観客席








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