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Dust N' Bones

2015.04.16.Thu.02:01
 

元に残って今は塾の講師をしている後輩は、実際の僧侶の手配や、宴会の準備など、一番走り回る役目を担っていた。友人達と集まって起こした学習塾は、今では数件の教室を持っていて、地元ではそこそこ名が知れていた。それなりに忙しいはずだが、先輩の法事となると、一番よく働いた。

その彼をMさんはSくんと呼ぶようになっていた。先輩が亡くなってからもしばらく、名前を呼んだ記憶はなかったが、一年に一度の法事の準備を一緒にやっているウチに、いつの間にかそう呼んでいたのだ。一度だけ、名前を呼んでくれてますね、と彼に云われて、Mさんも初めて気づいたのだった。

法事の準備が一通り終わり、案内状の発送も済んだ頃、MさんはそのSくんから電話である誘いを受けた。それは、その年の法事の後に、少し足を伸ばして泊まりがけの旅行に行かないか、というものだった。ちょうど連休は、法事の日から三日続いていた。

断る理由もなかったが、連休だから、というだけで、旅の誘いがあるとはMさんにも思えなかった。何かきっと理由があるのだろう、と予測は付いたが、あえてそれをSくんには聞かずに於いた。Mさんの予想の中で、彼の思惑は、あるベクトルを持っている気がして、それを問いただすのは、無粋に思えたのだった。





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