Time Table
仰向けの毒キノコの手をMさんは取って、自分の乳房に宛った。心得たように、強い力でつかみ、強弱を付けて揉み始める。その傍らに座っていた痩せ男も手を伸ばして、二人が繋がっているあたりに差し入れた。大きく拡げられた肉の扉の中心で、突起している部分を指でつまんだ。
それは十分に、毒キノコにとっては加勢になった。Mさんは自らの赴くままに前後左右に腰をくねらせていたが、それに輪をかける快感がさかのぼって来ていた。痩せ男に十分にほぐされたエクスタシーへの道が、一気に開いたような感覚に襲われた。
情けない告白とは裏腹に、毒キノコはかろうじて、Mさんの中の感触に耐えていた。彼女が感じれば感じるほど、毒キノコにもフィードバックしていくのだが、締め付けと蠢きが交互にくる感触にも、なんとか射精を押しとどめていた。少なくとも、性技にかけては長けている痩せ男の指は、Mさんの方を先に追いやろうと細かく動いていた。
それはMさんも同じで、いわば毒キノコのための連係プレイが、知らず知らずの間にできあがっていたのだ。今はとにかくMさんを絶頂へと導こうと、一体になっていた。その中心でMさんは、頂点へと駆け上がっていった。また襲ってきたその快楽は、回を重ねるごとに密度を増してより深い快楽の束を、Mさんの中を充満していった。

