Dream of You
凄いぞ、とOは敢えて口に出してそう言った。その言葉は後輩に聞かせるために吐いたのだった。その言葉を今度は身体で証明するように、Oはよりいっそう素早く腰を前後した。Mさんの尻を掴む指が肉に食い込む。程なく、Oの腰は一際大きく引かれ、その拍子にMさんとの繋がりが解けた。彼女から溢れた粘液が絡みつく勃起を握りしめて、Oはベッドの上に上ってきた。
矛先をMさんの顔に向ける。ちょうどの口には後輩の勃起が納められていた。絶頂の余韻が残る表情は、まだ惚けており、瞳の焦点は定まっていない。しかし本能に突き動かされて勃起への口唇愛撫だけは続けていた。そこへ、Oは勃起の先端を向けた。そして自分の指で竿を激しく扱いた。Mさんの粘液はちょうど良い潤滑油になって、Oの手の動きをスムーズに運ばせた。
あっという間に勃起の先端は口を開き、ひどく濃い白濁の液を吐き出した。狙いを定めたそれはしっかりと勃起を含んだ口元に降りかかった。一度だけでなく、続けざまにOの欲望汁はMさんの口元へとたたきつけられた。独特の臭気と感触に目覚めたのか、Mさんはぼんやりと瞼を開けた。その鼻先に、勃起が近づいてくる。そしてまた、先端から粘液が漏れてきた。最初の勢いは衰え、ドロリと溢れるように垂れてMさんの頬を汚した。
Oの精液に塗れたMさんの顔を見て、後輩は自分の失態を甦らせた。しかし、それは同時に甘美な記憶と繋がっている。たちまち後輩にも射精感が襲ってきた。だが、必死で尻の穴を締めてその情動を堪えた。幸い、Mさんは後輩からOの方へと風向きを変え、残り汁を搾り取るように彼の勃起へと吸い付いた。その様子をOはしっかりとカメラに収め、やがて液晶画面から目を外すと、今度はおまえの番だ、といわんばかりに後輩に目配せした。
