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Night Train

2016.04.01.Fri.19:01

さした手をすぐに引っ込めて、Mさんは俯いたまま何とか肌の露出を隠そうとしたが、がっちりと男の手に抱えられて上手くはいかなかった。随分マニアックなモノを選ぶんだな、という男の呑気な声が頭の上から聞こえたが、Mさんには返答する余裕もなかった。男はそのパッケージを手に取ると、Mさんの腰を抱いたままくるりと方向転換した。棚の影から視線を送ってくる小太りには背中を見せて、レジの方を向く。ただそこにも店員の視線は存在していた。

方向転換して、やっと男の手は緩んだので、Mさんはコートの合わせ目をことさらきっちりと閉じた。再びボタンを留めて、更に両手で自分を抱えるようにして胸元を覆った。そんな事をしても、もうおそらくは店内にいる他の客にも、自分の破廉恥な行動は知られている。一秒でも早くこの場を去りたかったけれど、Mさんの乳房にはさっき男に触られた感触が、淫靡な燻りと共に残っていた。

男は歩いてそのままレジの前まで歩いた。傍らのMさんも当然押し出されるような格好でレジの前まで連れてこられた。明らかに好奇の目で見やる店員の顔が、Mさんを下から覗き込むように動く。やけにシステマチックな声でバイブの料金を請求すると、男は財布を取り出しながら上の部屋も一緒に、と合い言葉のような言葉を告げた。返事の代わりに、店員は一瞬ニヤリと笑った。

料金が倍以上加算され、それを男は支払う。代わりに剥き出しのバイブの箱の上にやたらと大きな札の着いた鍵が置かれた。男はそれを掴むと、また方向転換をして、今度は店の奥へと進んだ。胸元を隠していた手を再び男に取られ、引っ張られた。男はそのままズンズンと店の奥へと進む。つれられるままMさんはその方向にぽっかりと開いた入り口のような空間を見つけたのだった。




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It's Man's Man's Man's World

2016.04.02.Sat.20:27

があった形跡のあるその空間を抜けるて横を向くと、薄暗い階段が上へと伸びていた。そこの壁に、個室ビデオ、という文字が見て取れた。そこはビルとビルの隙間のような空間で、上を見上げると夜空が見えた。そこを上がる手前でMさんは背後にもう一つ扉があるのを見つけていて、どうやらそこはもう一つの入り口なのだろうと予想出来た。店から入る入り口と、外から直接はいる入り口だ。

階段の上はやたらと狭い通路が迷路のように這っているフロアになっていた。抑えたピンク色の照明が全体を照らしているけれど、なぜか陰影がハッキリと付いて暗さは感じなかった。そして、不思議なほど音がしなかった。その通路を形作る壁に扉が並んでいる。そのフロアを奥まで行くと、男は扉の一つに鍵を差し込んだ。簡単に解錠された扉を開けると、Mさんを先に押し込むようにしてその中に入った。

薄暗さが増したと云うより、仄かに薄い赤色の照明がぼんやりと部屋の中を照らしている。廊下のピンク色と蓮故知違うけれど、陰影を浮かび上がらせる効果は同じで、中の様子がクッキリと目に入る。部屋の広さは二畳分ほどもあるかないかだが、中には一人がけのソファが一脚あるだけで圧迫感はなかった。代わりにソファに正対する壁に大画面のテレビが掛けられていて、それが赤い照明の正体だった。

そこが、ビデオを持ち込んで大画面で鑑賞しながらオナニーに耽る空間だということは、Mさんは知識として知っていた。だが実際に入るのは初めてだったが、そこを観察する余裕などはなかった。きつい芳香剤の匂いがむせかえるほど充満していて、鼻をくすぐられたMさんはつい一つくしゃみをしてしまった。背筋を悪寒が走ったけれど、それは自分がコート一枚だけの裸体だからというわけではなかった。




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新山かえで


Papa's Got a Brand New Bag

2016.04.03.Sun.22:12

せ返るような芳香剤の匂いは効き過ぎた暖房も助長して小さな部屋を満たしていた。後ろ手で男が扉を閉めるとあっという間に汗ばむほどの熱気さえ感じられた。男は素直に暑いな、と云ってダウンジャケットを脱いで壁のハンガーに引っかけた。着衣越しだけれど、案外しっかりとした体つきをしているのが、Mさんにはわかった。しかし、どこ河川の細い印象は変わらず、そのアンバランスさが緊張を強いる。

立ち尽くしたMさんは続けざまにくしゃみをして、それを見た男は、寒い中、裸でいたから風邪を引いたのかな、とまるで他人事のように冗談口を叩いた。そして、ここなら大丈夫だろ、と云ってMさんのコートに手を掛けた。そのまま肩から引きはがすような形でコートをはぎ取ってしまった。一瞬胸元を掴んでMさんは抵抗を見せたけれど、やんわりと男に払いのけられて、あげく一糸まとわぬ姿を晒してしまった。

Dさんの云った通りだね、と初めて男はDさんの名前を口にした。思えば何の確認もなくその男をDさんの宛がった者と思い込んでいたが、もしかするととんでもないことになっていたのかもしれない、とMさん自分の浅はかさを恥じた。だが、逆に言えば確認するまでもなく、Mさんを待ち受けるオーラのようなモノをすでに持っていたのだ。欲望に塗れた繋がりを共有する者は、独特の匂いをかぎ分けることが出来るようになるものなのだ。

それはたちまち、全裸になったMさんを前にして露呈した。男は正面からMさんの前に立つと、手を伸ばして乳房を鷲掴みにした。両手で、胸を押すような格好で両の乳房を掴んで、下から持ち上げるように揉み始めた。思わずMさんは後ずさりして今閉じたばかりの扉に背中を触れさせ、男のされるがままになった。男の手の力はずいぶんと強く、いくらか痛ささえ感じたけれど、先ほどまでの緊張感にはそれがちょうど良い心地よさを導いた。




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Please Please Please

2016.04.04.Mon.22:46

房を揉むその指は大胆な仕草に比べて絶妙な加減でMさんの快感を上手く浮き出していた。粗暴なように見えて結構テクニックを備えていることを、Mさんは乳房からわき起こる悦楽の波から感じ取っていた。さっき下の階で捕まれた時はそれを感じる余裕もなかったのだと、今になって思う。ただ、それも強引さの裏返しでいくらかのプロセスを取り払って、今素直に快感に身を任せるように導いたとも言える。

男はやがて片手を外して腰の辺りへと滑らせた。その手を引き寄せながら、指から解放された乳首に吸い付く。腰に回った手によってMさんの身体は男へと密着した。ダウンジャケットを脱ぐと下には毛足の長いセーターを着ていてそれが、Mさんの肌を撫でた。くすぐったい感触が、火照った肌を走る。密着するとそれもサワサワと肌を撫でて、不思議な快感を呼び起こす。

気がつくと腰に回った手が尻肉を撫で、そのまま股の間に差し込まれてきた。後ろから探る格好で妃裂の口にあっという間に指先が触れた。乳首を口に含んで転がしながら、男は上目遣いでMさんの表情を探った。緊張がいくらか解け、素直に快感に取り込まれようとしている顔つきに、男はニヤリと笑うと、その妃裂の状態をあからさまにするように指を跳ねさせた。

卑猥な入り口を指で叩くように撫でると、嫌らしい蜜の音が聞こえた。指を離すとトロリと大粒の雫を垂らし始めた。明らかにその部分が濡れている証拠だった。羞恥に煽られながらもう既に臨戦態勢とも云えるほど、感じ入っていたのだ。スケベで巨乳の女って大好きなんだよね、と男はひどく下卑た笑いを漏らしながらMさんに言い放ったのだった。その声が、すでにMさんの中では悦楽の響きに変換していた。




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ミキ・大手旅行代理店勤務(24歳・仮名)


The Plaback Mix

2016.04.05.Tue.11:00

で妃裂を割ってその中心に差し入れようとしたところで、男は行為を中断した。ああ、忘れていた、と声を出すと、Mさんから離れた。高まり掛けた身体が快楽に溶けそうな寸前で、全裸のままに取り残されて立ち尽くすMさんを尻目に、男は大画面の液晶が置かれた壁まで数歩、歩いた。大きなソファを避けるその歩調は馴れたものだった。目指した先の棚の上に、無造作に置かれた小バックがあった。

それはさっき男が小脇に抱えていたもので、その口からはあからさまにカメラのレンズが覗いていた。そのカメラをバッグから取り出すと、棚の上に置き、レンズをMさんの方に向けた。小さなモニター画面を覗きながら、裸のまま立っているMさんを中心に据える。ようやく一が収まると男は一度だけ、ニヤリと笑った。そして最後に液晶テレビにも電源を入れ、音を消して映像を流し始めた。

映し出されたのはおそらく下の棚に並んでいたDVDの中の一つで、いきなり女優が男の一物を口にくわえている様子だった。だが、不思議なことにそれは無修正で、一切モザイクが掛かっていなかった。そのやたらと明るい照明に照らされたフェラチオの様子は、薄暗い部屋の中に映えてそのイルミネーションがMさんの裸体を舐めていった。作られた世界の淫靡な雰囲気だが、見ている場所が違うとひどく背徳的な雰囲気が増す。

ちゃんと写しておかないとDさんに怒られるから、男はそう云いながらMさんの元に戻ってくると、今度は背後に回って彼女を抱きしめた。そして腰の後ろから手を前に回して足の付け根辺りの太股をまさぐると、そのまま合わせた隙間に手を入れた。Mさんは足を開かずにはおられず、その隙間は徐々に開いていった。たっぷりとした肉の隙間から、柔らかく口を開けた肉ビラが覗けるのはすぐだった。




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Get on the Good Foot

2016.04.06.Wed.08:42

分な広さまで足を広げると、今度はその股を持ち上げて、Mさんを片足立ちにした。バランスを取ろうとMさんはとっさに後ろの男にもたれかかる。それは身体を反らすことになり、自然と裸体をカメラの方へと突き出す格好になった。乳房が隆々と盛り上がり、下腹部を必要以上に晒すような格好だ。淡い照明の下でも、起伏の大きなMさんの身体に影が浮かんでより強調される。

男は抱え上げた足を傍らの一人がけのソファの肘掛けに乗せた。預けられたMさんの体重を支えながら、両手を下腹部に滑らせていく。さっき中途で止めた妃裂への愛撫を再開するように両手の指先がそこで触れ合う。そして細かな動きでそこを撫でさすり始めた。左右に開くようにしながら、徐々に指先を中心に近づけていく。それも長くはかからず、あっという間に濡れ始めていたMさんの中心に届く。

またしても微妙な力加減で、思わずMさん呼吸が荒くなる。未だ戸惑いは残っていたが、沸き起こる快感には勝てない。好いね、と男は耳元で囁き、更に大胆に妃裂の肉ヒダを弾くようにまさぐった。そして最期には、尻の方を膝で押すようにして突き出させると、鶏冠のようなヒダを左右の指で割り開いて見せた。そこが口を開いた瞬間、トロリと粘液が漏れ出すのがMさん自身にもわかった。

その向けた先にはカメラのレンズが無言で見つめていた。更にその向こうにDさんの視線があることは、Mさんは既に承知の上だ。その感覚は随分久しぶりのような気もする。それが彼女を突き動かしたのか、鳥肌が立つような快感が全身を覆った。それを証明するように、妃部を割り開いた男の指をMさんから溢れた蜜がねっとりと濡らした。その様子も余すところなく、カメラは見つめていた。




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天海ゆり 上野ひとみ


I'm Real

2016.04.07.Thu.02:09

いた襞と襞の間に男は指を差し入れて溢れ出した蜜を掻き出すようにして、またカメラの前に晒して見せた。Mさんはその指の動きに、言いしれぬ心地よさを感じていた。男の指使いの力加減や触れるタイミングが、まるでMさんの心を見透かしたように絶妙にポイントを突いてくるのだ。それは時折いくらか侵入して、直ぐには馴れていく。焦らされているような中途半端さに、Mさんは自然と悶えてしまう。

以前から彼女の身体を熟知しているような、そんな錯覚すら覚えたが、いくら思い返してもMさんは男とは面識がなかった。結局導き出せる結論は、それが男が本来持っている才能なのだろうし、そこを見いだしてきっとDさんはMさんに宛がったのだと理解した。それはDさんが自らは赴けない焦燥と、その代わりに求めているものを、Mさんに無言で伝えていた。

さっきから腰の辺りに硬いものが当たっていて、Mさんはそれに手を伸ばした。だぶだぶのジーンズの前を押すと、すぐに男の熱い塊に触れた。その輪郭をなぞっただけで、普通の代物ではないことにMさんはハッとした。そのまま手のひらで包んでみてもその偉容さは充分に伝わってくるのだ。いつも握っているOのモノとも違う、久しぶりのように感じる硬さと熱を、布越しに感じる。

まだ早いよ、と男は相変わらず無表情な声でMさんに囁いた。無表情に聞こえるのは、全く息が荒くなっていないせいなのかもしれない、と思った。ひどく落ち着いた調子で冷静にMさんに触れてくるのだ。それは毎夜のごとくMさんの身体を貪るOに馴れてしまっていた彼女には、やはり新鮮に感じられたのだった。先走って貫かれる瞬間を想像し、またそこでもOと比較してしまう自分にMさんは、淫乱な自分の性を感じずにはいられなかった。




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