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Crying at Daybreak

2015.10.01.Thu.02:42

笑しながら男は湯船に入ってやり過ごした。一度肩まで浸かると、すぐに立ち上がって浴槽の縁で座ったままのMさんに横から近づいた。すごいね、と声をかけながら、男はMさんの身体を抱き、唇を求めた。火照りの途中で断たれた快感の埋め合わせを求めるように、Mさんは熱心にその唇を吸い、唾液を啜った。Mさんの方か多舌を男に差し入れ、何かを引き出すように口中を掻き回した。

男が肌を合わせようとすると、すかさずMさんの手が勃起に伸びて指が絡まる。そこだけを求めているような、あからさまな仕草に、男はやや腰が引けていた。裏腹に、Mさんの手に握られた勃起は、再び繋がることを求めてMさんに同意の意思を示すように撓った。そのことに気づいたMさんは、満足させて、と軽い抗議を込めて、先ほどの約束を再び目の前に突きつけた。

敵わないな、と相変わらずの苦笑で、男は勃起をされるままにしていたが、一度中断を挟んだことでいくらかの余裕は生まれていた。だが、それがもう最後であることははっきりと分かっていた。自分の爆発に制御が効かないことも含めて、欲望を解放したがっている。今度繋がる時は、一気に目の前の降って湧いたような交わりにけりを付けないと、もしかすると朝まで貪り続けられるかもしれない、と軽く覚悟をした。

そのせいでなかなか次に進めずにいたが、一方で、経験したことのない具合の良い感触に惹かれる思いも強くなってきた。やけに冷静な頭と、肉欲の間にころ程までに乖離があるのかと、自分でも驚くほど、身体はMさんを求めていた。口元ですぼまる感触は、何度か経験したことがあったが、全体できつく締まってさらに手で扱かれるようにうごめく肉の様子は、全く初めての経験で、それはもしかすると、二度とお目にかかれないかもしれないという焦りもあったのだった。





丹谷汐里 井上なつみ 栗田菜々子








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Saddle My Pony

2015.10.02.Fri.11:01

離を詰める決心をした男は、それでもまともにMさんに挑むことには躊躇があった。全身で繋がることを欲しているオーラのような物を発している彼女は、近づくと火傷しそうなほどに欲情しているのが、男にも感じられたからだ。もちろん、男の方もそれに敵う欲情に溢れていたが、レベルが一段違う気がした。そこで、一度Mさんを湯の中に誘うと、彼女を後ろに向けて、湯船の縁に手をつくような格好に仕向けた。

それを見下ろす格好でようやくMさんとの距離を詰めた男は、しかし、視界に入るのがまさに欲情の極みの妃部だけだと言うことに、半ば呆れるように敗北を感じた。最も淫靡な部分を目の当たりにしてしまうのだ。豊かな肉感の尻肉に、欲情しない男はいない。それでも、勇気を振り絞って男はMさんの中に侵入を果たした。根本まで一気に押し込むと、もうMさんの方から尻を振り始めていた。

先ほどとは違う感触で、男を締め付け始めたMさんは、自由になった腰を前後左右に揺すり立てていた。それは男を射精に導くというよりは、まさしく、自分のための快楽を欲していた自然な行為だった。男はただ突っ立っているだけで、強烈な締め付けと共に扱かれる感触に、翻弄された。そうやって男を苛みながら、きちんとMさん自身も快感を貪っているのがわかると、もう両手を挙げてしまいたくなる。

これなら彼女を満足させられないのも無理はないな、と男は部屋で眠る彼氏に同情したが、なぜかそう考えると、肩の力が抜けて、下腹部に蟠っていた緊張が解けた。急に力がわいてきたような奇妙な感覚が、自ずと責められっぱなしの男に逆転の奮起を促していた。それに応えるように、Mさんの中で勃起が撓った。男の充血から呪縛が取れたように、それ自身が欲望の先端となってMさんの中で息を吹き返したのだった。





丹谷汐里 井上なつみ 栗田菜々子








So Glad

2015.10.03.Sat.01:32

後に腰を動かすのが最も具合が良くなったMさんが、一心不乱に自ら男の勃起をピストンしていたところに、一度距離が生まれる感覚があり、続けて思いボディーブローをお見舞いされたように、強烈な打ち込みが一度放たれた。とたんに嗜虐の態度に豹変したMさんは、湯船の縁に突っ伏して、尻を高く掲げた。片手で手を着きながら、もう片方の手を尻に宛がい、繋がっている部分を押し広げるように引っ張った。

待ち望んだように、男の向かう先を示してその部分だけを突き出したMさんに、男はゆっくりと深く勃起を打ち込んだ。それを二度、三度と繰り返す内に、だんだんリズムが乗ってくる。本来の受け身に回ったMさんは、快感を貪る手管は充分に心得ていた。先ほどとは違う余裕なモノを感じて、彼女の中に沸き起こってくる快感にも変化が訪れた。極みを与えられるという安心感が、情欲を充実させて全身に広がっていった。

何かに合わせて腰を振るかのように、男のピストンは一定の間隔でMさんの中をえぐり始めた。Mさんだけでなく、男もそれが意外に長く続けられることに驚いていた。Mさん自身、男が射精感に翻弄されていることはうすうす感じていて、それが急に豹変したことに、うれしい驚きを感じていた。どこかにあった壁のようなモノや、ベールに包まれた不安や猜疑心が取り払われ、欲棒の形がクッキリと見えていた。

男を鼓舞するように、Mさんはもっともっとと云ってさらに尻を高く掲げた。Mさんの腰を両脇からしっかりつかんで目標を定めた男は、ピストンのスピードを一層早めた。押し込められる度に、めくれるようにクリトリスが引っ張られ、同時に快感の渦がMさんの中を幾度も駆け抜けていった。待ち望んでいたものが得られる予感に、Mさんの全身が震えだし、やがてその震えは一点に収束して妃裂の中の肉を一斉にざわめかせた。





丹谷汐里 井上なつみ 栗田菜々子







Worried All the Time

2015.10.04.Sun.16:11

ち上がってはいたが湯船の中に半分浸かっていると、そこそこ体温は煽られ、のぼせてしまいそうになる。二人ともがその予感と、同じ体位で繋がることの緩慢さに気づいて、ほぼ同時に身体を動かした。Mさんが立ち上がるように上半身を起こし、それを乳房をつかんで男が支えた。つい一時間ほど前まで顔も知らなかった二人が、申し合わせたかのように阿吽の呼吸で動く。

一度Mさんの体重が乗るような格好で、立ったままバランスを取ると、二人は深く繋がり逢う感触に酔った。そのまま倒れ込むように再び湯船の縁に触れると、いったん身体を離した男が、Mさんの下半身を半回転ひねるようにして、そこに仰向けに寝かせた。自然とMさんの足は投げ出されるように空中へ向かって延び、更に左右にだらしなく開いて、繋がっていた部分を無防備に晒した。

先ほどのような躊躇の時間はなく、すぐに彼女の足の間に身体を入れた男は、誇るように勃起する肉の棒の根本を支えてMさんの妃部をにらみつけた。足を広げるだけ広げたMさんも、勃起が目指す部分を指で開いて見せた。そして、男の手に手を重ねるようにして、自ら導いた。合図も何もなく、男は腰を突き出し、Mさんがそれを一点に導く。すんなりとそこがひとつになった。

再び繋がった二人は、顔を見合わせ、もうお互いに極みが近いことを確認し合った。男はMさんに覆い被さって唇を求めた。それに彼女が応じるのを合図に、互いが下半身をうごめかし始めた。男の出し入れに呼応してMさんも腰を揺すり立てる。タイミングを合わせて二人は快楽の突起を絡ませ合わせ続けた。もう何も遮るモノがないことに夢中になって、Mさんはその瞬間をただ待ち続けた。





丹谷汐里 井上なつみ 栗田菜々子








All Night Boogie

2015.10.05.Mon.02:59

館の部屋に敷かれた真っ白なシーツの上で、本来の恋人と一通りのセックスをしてから、Mさんはその瞬間に向けて長い時間をかけたような気がした。途中で選手交代はあったが、そういう意味では、彼氏とのセックスはほどよい前戯、と云う役割があったのだと気づいて内心苦笑した。どれも筋書きがあったわけではなく、ハプニングの連続がそうさせたはずなのに、まるで終わりは用意されていたような気もする。

結果、エクスタシーに導いたのは、偶然知り合った名も知らぬ男であったことは、彼氏である私にとっては裏切り行為ではあったが、彼女自身がそのことに拘泥するはずもなかった。それどころか、私の存在を背徳の中で消化してさげすむことで、強く導く男の催淫剤という意味すら持たせていた。それによって与えられた快感を極限まで高めて、エクスタシーを貪ったMさんは、無関係に充分に満足したのだった。

そのことを証明するように、男の射精をMさんが導いた。エクスタシーを得たMさんの中肉は、扱くように締め付けて精を搾り取ろうとする。それに煽られて、男は爆発の瞬間を悟って、慌てて上半身を起こした。勃起の根本を握って腰を引くと、弾けるようにそれがMさんの割った足の間から先端を覗かせた。飛び出た勃起は、先走りの涎とMさんの粘液が絡みついて雫を垂らしていた。

扱くまもなく、先端からスポイトを強く絞ったような噴射が躍り出た。欲望の塊は汗の浮いたMさんの腹の上に何度も降り注いだ。勢いは最初の一撃だけだったが、留まることなく何度も痙攣して欲望汁を吐き続けた。そしてそれをMさんの細い指が回すように撫で、肌に擦り付けるように押し広げた。ひどく濃い男の欲望の独特の臭気が、ほんのり薫る硫黄の匂いを圧倒して、Mさんはそのことに恍惚を感じたのだった。





丹谷汐里 井上なつみ 栗田菜々子







Going' Back Home

2015.10.06.Tue.23:36

朝私が目を覚ますと、Mさんは隣の布団に横たわっていた。先に目が覚めていたようだが、布団から出ることもなく、ぼんやりと天井を見つめていた。旅先のいつもの風景に、私は当たり前に小さな高揚感を感じて、Mさんにおはようと朝の挨拶をしたことをよく覚えていた。Mさんも何事もなかったように、笑顔を見せ、おはようと応えると、朝風呂を私に勧めたのだった。

睡魔に絡め取られていた間に、隣のMさんがほかの男と性の宴を繰り広げていたなどと、想像すらしなかった。昨夜目を閉じてから朝まで、彼女も私と同様に布団で眠っていたとずっと思っていた。だが、現実はくすぶる欲求不満を解消してやっと、眠りにつくことが出来ていたのだった。その間、私は夢すら見ることなく、日々の疲労に加えて長時間の運転疲れで、ひたすら睡眠を貪っていたのだ。

それから朝食を食べ、チェックアウトの時間になって私たちはフロントまで降りていった。その時、バイカーの集団が、革のつなぎ姿でロビーでくつろいでいるのを私はぼんやりと覚えている。その中のどの男がMさんと一夜の快楽におぼれたのか、まさか分かるはずもない。おそらくはMさんも、そのうちの誰かと云うことも曖昧だったのではないかと思う。快楽だけがMさんの中に残り、それだけで彼女は充分だったのだ。

行為が終わった後、二人がどんな風な会話を交わし、どうやって分かれたのかは、私は知らない。だが、その話を披露してくれた女性によると、それは一夜限りのことで、連絡先も何も交換することもなかったそうだ。男の方が住む場所は、Mさんの在所とはまったくかけ離れていて、お互いにアバンチュールで留めておくことを確認し合って終わったのだという。それが本当かどうかさえも、今の私には確認する術さえないのだった。





丹谷汐里 井上なつみ 栗田菜々子







C'est La Vie

2015.10.07.Wed.01:44

いに互いを束縛することに抵抗を覚えるのは、どちらかというと私の方の意識が強く、それをMさんは上手く利用していたのかもしれない、と今になって思う。彼女の為によかれと思ってしたことが、裏目に出てしまったと云うことだ。そういう意味では、Mさんにとっては私は都合のいい男だったのだろう。私に隠れてMさん自身が奔放に振る舞う隙間を、私自身が用意していたようなものなのだ。

それがつきあいを続ける理由だった、というのはいささか疑問が残るし、今もってなぜ私が選ばれたのかという真相とも云うべきモノは、よく分からないのだ。Mさんに何か利点がないと、私という存在をつなぎ止めておく理由が彼女にはないはずだ。私という存在があるからこその快楽を得るシチュエーションというのも確かにあるが、それに最適だったのかは私自身には分からないのだ。

そもそも、その頃の私自身が目眩がするほど忙しい時期を過ごしていて、もしかするとその辺が、Mさんの意図をあらぬ方向に変えたという可能性もある。私と出会うまで、Mさんは長く特定の恋人という者を持たなかった。結婚にはギリギリの年齢となってMさんの方にその意図があったのか、あるいは偶然なのかは定かではないが、独り身に飽きていたのは事実だろう。

基本的に束縛をすることを嫌う私は、意識的にMさんを自由に振る舞わせるために自らの状況を利用していた。そういう事実があったから、という側面もないわけではないが、とにかく自分と逢っていない時間に干渉することは避けていた。だから、あえて私の知らない時間を問い質すこともなかったのだ。Mさん自身は、そういう私を鈍感な者と蔑んでいたのかもしれないが、振り返ってみればそれも甘受しなければならないと今になって思うのだ。





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